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NAGAIの壁紙エコフリースが取得しているFSC認証とは？

2023.03.29: News

株式会社ナガイは、1772年の創業以来一貫して住空間に関った事業を営んでまいりました。

地球にも人にも優しい「エコ」であること。
「機能的」にも優れていること。
本物の素材が持つ「美しさ」が宿っていること。

これが当社が開発する商品に一貫しているコンセプトです。
弊社ではエコな製品を提供するひとつの手段としてFSC^TM認証品の普及にも取り組んでおり、「ECO FLEECE -エコフリース-」や「Lemilliur -レミリア-」をはじめとしたナガイのフリース壁紙シリーズ「eterno -エテルノ-」もFSC認証品としてご提供させていただいております。

今回は、FSC認証についてのご紹介や、弊社の環境に対する想いなどをご紹介して参ります。

01 / FCS認証とは

FSC（Forest Stewardship Council FSC^TM：森林管理協議会）は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体です。

FSCロゴの付いている弊社製品は、国際基準を満たす「適切な森林管理」をされた認証林からの木材やその他、リスクの低い管理された原材料から作られています。

タイの森林問題

タイにおいても森林面積は劇的に減少傾向にあります。

違法な森林伐採、森林焼却、居住地としての土地の開発、農業用地開発、灌漑、水力発電、道路工事などが主な原因で森林面積が大幅に減少しています。
生態系全体に影響を与えており、森林保護はタイにおいても重要な課題のひとつです。

03 / ナガイが環境のために出来ること

建材においてもその原料となる木材の違法伐採による環境破壊が指摘されるケースが増え、人々の健康のためにただ無垢材を使うだけではなく、地球環境の保全のためにもその木材の「合法性」あるいは「持続可能性」を示すことが市場より求められています。

弊社は取り扱う建材に使われる材料の「合法性」「持続可能性」を示すべく、その最も有効な手段のひとつとして、FSC CoC認証を取得しています。

04 / ナガイのフリース壁紙はFSC認証を取得しています。

ナガイのフリース壁紙シリーズは、パルプを主成分としています。
パルプの原料も木材や植物であり、適切に管理された森林資源から原材料を調達することが私たちの責任であると考えています。

レミリア

18色3パターンのバリエーションでベースからアクセントまで幅広くお使いいただけます。
パルプと水性塗料でやさしい雰囲気のインテリアを演出できます。抗ウイルス機能、抗菌、消臭、VOC吸着などの機能性があり、安心安全な空間づくりをお手伝いします。

インプリミ

多彩な空間演出を可能にするデジタルプリント用フリース壁紙が誕生しました。パルプを主成分としたフリース（不織布）でありながら、高い不燃性を持ち、様々な空間にお使いいただけます。パルプは認証木材を原料とし、人や環境にも優しい素材です。フリース（不織布）は安定性や耐久性にも優れます。

エコフリース

エコフリースは、パルプ等の自然素材を主原料とし、強化のためにポリエステルを加えた壁紙用のフリース（不織布）に工場塗装を施したものです。艶消しの水性塗料仕上げのため、まるで塗り壁のように美しい表情を楽しむことができます。

しっくいフリース

日本の城や蔵などの仕上げに使われている漆喰は、自然由来で古くから日本に伝わる壁材です。主成分である消石灰の様々な機能は、現代の気密性に優れた住宅に適しています。そんな漆喰をフリース壁紙に塗装仕上げしたのがしっくいフリースです。フリースと漆喰のメリットを併せ持った壁紙です。

05 / グリーンビルディングにも貢献します

グリーンビルディングとは、エネルギー・水・設備などにより環境性能の高い建物を指します。
エネルギーや水の消費を効率的に使うことにより、環境への負荷を抑えることができます。また、これにより建物のランニングコストも抑えることができます。
資源を節約し、地球環境を守る取り組みとしてグリーンビルディングは日本のみならず、世界で普及しています。

こうした建物の環境性能などを評価する認証のしくみが世界で広がっています。
建物の環境性能を第三者が認証を行うことで、建物の性能を担保し、さらにマーケットへのアピールになります。

SDGs（持続可能な開発目標）の機運が高まっている中、環境に配慮した建物を利用したいという需要も高まっています。
グリーンビルの認証制度には、世界各国で普及が進む「LEED」などがあります。こういったグリーンビル認証には、FSC認証木材の使用が評価の対象となる場合があります。

06 / ナガイのフリース壁紙シリーズはゴミの削減も実現します。

ナガイのフリース壁紙シリーズ「eterno -エテルノ-」は水性塗料で重ね塗りが可能です。
通常のビニールクロスは経年劣化が早く、数年で黄ばみや目開きが起こってしまいます。
劣化したビニールクロスは貼り替えが必要で、その場合は既存の壁紙を剥がして廃棄することになり、環境負荷の高さが指摘されています。

ドイツ・ベルリン市では、調達と環境に関する⾏政規則（VwVBU）により、公共建築・公的住宅建設において、紙を含むPVC製品の使⽤が禁⽌されています。
「eterno -エテルノ-」はもとの壁紙を剥がすことなく、水性塗料で重ね塗りができますので、リフォームの際のゴミの削減につながります。